民主党が矢継ぎ早に政策を発表し、またそれにより過去の自民党と官僚と業者の癒着が暴かれたりもして、日本国内が騒然としてきました。
 この騒ぎを見ていると、国の政策とは決して万民のためにあるのではなく、国民の70%=政党支持率くらいの人のためにあるのであって、残りの30%くらいの人たちは切り捨てられるか関係ないかのどちらかになっていくものなんだなということを感じます。
 特に、羽田ハブ空港(自転車の車輪の軸=ハブからスポークが各方向に向いている → 羽田から世界日本各地に飛行機が離発着すること)構想については、 日本が世界の国々と貿易を続けていくことにより経済発展を望むのであれば、きわめて当然なことであり、森田健作の変なパフォーマンスは地方知事としては正 しいのでしょうが、大局観はまるでありません。地方から飛行機で羽田に出て、電車で成田に行って、飛行機で海外に行くのであれば、お隣の韓国の仁川に飛ん で、そのまま欧米に行く方がよっぽど早いルートになります。
 羽田がこれからの日本の空をしょって立つ国際ハブ空港として世界の空に君臨するのであれば、成田空港の地盤低下は免れないが、このまま成田が国際空港であれば日本の地盤沈下は免れないとなると、地域の言い分だけでは政治はできないということになるのでしょう。
 ダムの建設についてもしかりで、必要もないけどその地域にお金を落としたい自民党議員が残した負の遺産をいかに民主党が負からトントンかさらにプラスに 持っていけるのかどうなのか、その落とし所の加減によって、国民の70%以上の人が応援する党ということになっていくのでしょう。

税理士法人SETACS