この数カ月、お会いしたほとんどの方が「不況だ、注文がない、ああ不況だ」と天を仰ぎ嘆きます。
 スーパーの海苔屋さん、お茶屋さん、肉屋さんと話しても、お歳暮が全然出ないんですよと今度は下を向きます。 そんな中、「いやそんなことないですよ、今こそ売る時です、特需です」と景気のいい方が少数派ではありますがいないわけではありません。
 ヒントは「巣篭もり」です、・・・余談ですが、すごい漢字なんですね「巣篭もり」・・・カタカナで書きます「スゴモリ」です。
 「スゴモリ」族とは、「どっか旅行に行くにしてもお金がないから、家でレンタルDVDでも借りて観るか」、もしくは「外でうまいものでも食べたいけどお 金がないから、家でせめてワインでも飲んでデザートなんかも付けてみようか」、さらには「昼食を外食するのはもったいないので、昨夜の残りを弁当にして 持っていくか」といった人たちのことです。
 そうなんです、今や多数派になった、この「すごもり」族をターゲットにした・・・といか偶然そうなったというか・・・レンタルDVD屋、ワインやケーキを売る人、弁当関連商品に関わる人たちなどの人たちは、不景気の風が吹く年度末でも、意外と涼しい顔なのですね。
 アイデアのある人は商売のシフトを考えることも現代不況を生き抜く手かもしれません。

税理士法人SETACS