9. 2004年前半読んだ本の書評 2004.8-31掲載
1. | 博士の愛した数式(小川洋子 新潮社) |
2003年のいろいろな雑誌の1位となった本です。80分前のことは記憶できない数学の博士とそのお手伝いさんとその息子ルート君(頭の形が√に似ている)の日常生活がなんともおかしくて切ない。 | |
2. | 幻夜(東野圭吾 集英社) |
冷徹でいて美女である美冬が周りの男を利用しながらしたたかに生きていくのですが、そのストーリー性の面白さに電車を乗り過ごしても責任は取りません。 「白夜行」 を読んでない方はそちらから読むことをお勧めします。 | |
3. | 破線のマリス(野沢尚 講談社文庫) |
数々の傑作小説を残して、先日野沢さんは自殺をしてしまいましたが、すべての本が面白くお勧めです。 | |
その他ノンフィクションでは、長銀が新生銀行となる経緯を書いた 「セイビング・ザ・サン」 (日本経済新聞社)、元民主党の衆議院議員で秘書給与ピンハネの罪にて刑務所に入った 山本譲司が書いた 「獄窓記」 (ポプラ社)などが面白かったです。 |
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