ここ20年位の運動不足を解消するために11月からスポーツクラブに入会しました。その中でボディバンプという重量挙げの器具に片方5kgの重りをつけて 音楽に合わせてダンスのようなことをするプログラムがあります。30分もすると腕はしびれて上がらなくなり、足も震えてきます。「ここでやめても誰に文句 言われるわけでもないし」と思っていると、それを見透かしたかのように20代前半位のカワイイ顔のコーチの声が飛びます。「皆さん、自分に負けないでー、 自分の心に負けないでー」。
最近の教育方針で、子供に過重な心の負担を負わせないように、今の子供には「がんばって」とか「期待しているから」といった言葉をかけてはいけないことに なっています。 その理由が分かりました。苦しい時に「自分に、負けないで」と言われると、ものすごく心に負担がかかります。「このままでは引きこもりに なってしまうよ」なんて。
人間苦しい時は、優しい声で「ファ・イ・ト・ッ」くらいの掛け声にして欲しいなあと思いながら重い思いをしながらのプログラム60分でした。

税理士法人SETACS