生意気にも書評をやらせていただきます。面白かった本3冊を読んだ順にご紹介します。
(1) 天国への階段 上下 白川道
  最高傑作。圭一さん(主人公)の数奇な人生と、はかない恋の行方に滂沱の涙を禁じえません。ストーリー展開の面白さ、登場人物の個性といい申し分ない本です。
(2) カリスマ 上下 新堂冬樹
  最低下劣。であるが実に面白い。前作の無間地獄が面白かったので期待していたが、期待を裏切らない出来です。宗教団体の洗脳の恐ろしさを垣間見ることができます。
(3) 模倣犯 上下 宮部みゆき
  傑作の中の傑作。現代ミステリの稀代の名手が、人を平気で殺す人間の恐ろしさ、心理描写を見事に書き上げています。怖い話ですがページをめくらざるをえなくなります。
税理士法人SETACS