書評に続きあつかましくも、CDのご紹介をいたします。あくまでも私の好みです。
(1) 「ローマからの手紙」  ケイコ・リー  SME
  吹奏系の楽器を彷彿とさせるボリューム感あふれる声が、けだるいピアノの音に乗って、耳朶をやさしくなめ、脳髄をけとばします。今月、ベストCDも出ました。
(2) 「魔笛ファンタジー」指揮-宇野功芳 合唱-跡見学園女子大学合唱部 MUSIKLEBEN
  かつてこんなにかわいいモーツァルトがあったでしょうか。男性パートも敵も味方もなく、すべてのパートを女性が歌う。ひたすらモーツァルトの音楽に浸ってください。
(3) 「All For You」  寺井尚子  VACV
  日本というよりも世界でも数少ないジャズ・ヴァイオリン。切れの良いヴァイオリンの弦の響きがとてもここちよく、しかも美形。耳目を集める価値ありです。
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