あくまでも今年出版でなくて今年の前半に読んだ本の推薦です。 まずは「高麗秘帖 朝鮮出兵異聞」荒山徹(祥伝社)です。李舜臣将軍を暗殺せよ、という副題が付いていますが、暗殺軍と守る軍が妖術・忍術を駆使して朝鮮半島を飛び回ります。伝奇好きにはたまりません。

次に「コンタクト・ゾーン」篠田節子(毎日新聞社)は、30歳前後のOLが旅行先の島でクーデターに巻き込まれ、物あまりの国日本で怠惰に生きてきた人生を反省したりします。女の友情とは何か?

3番目は久々のケン・フォレットで、「鴉よ、闇に飛べ」(小学館)で す。第2次世界大戦時のパリを占領したナチスを不良なイギリス娘たちが粉砕するお話。さすがかつて「大聖堂」を書いたストーリーテラーは今も生きていまし た。その他、「終戦のローレライ」「半落ち」「プレイ」などもかなり面白く読めました。

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