今回の小泉訪朝は、日本の外交下手を露呈し、世界中に大恥をかきましたが、その無知蒙昧なる政治家をリードすべき東大出身の優秀なはずの官僚たちは一体ど ういうことになっているのでしょうか。そもそも官僚の採用がペーパー試験でよいのでしょうか。特に外務官僚は、試験はできなくても、「押しが強い」とか 「したたか」とか「ずるい」とか、そういった資質を持った人間が必要ではないのでしょうか。
東大に入れなかったから言っているわけではないのですが、興奮してきましたので、ここで少し冷静になるために彼らの年収を検証してみたいと思います。
上から、①最高裁判所長官3,967万円、②駐米国大使・駐英国大使3,640万円、③内閣総理大臣3,594万円、以後、駐ロ大使などが続き、⑬各大臣 2,624万円、⑭各副大臣2,512万円、・・・⑱外務事務次官2,100万円となります。年収2,100万円といえば月給132万円+ボーナス4か月 分、しかも民間の接待で毎夜オレンジ色の電飾のお店でピンクのドンペリを飲み(多分)、土曜日は接待ゴルフに興じ(だと思う)、日曜日は豪華で格安な社宅 の居間に鎮座している大きな画面のプラズマ・テレビでサザエさんを見ています(笑点かもしれない)。
プラズマ・テレビを持っていないので怒っているわけではないのですが、そもそも日本の制度は適当なものが多くて、今回の年金問題も最初にもうちょっとちゃんと法律を考えておけば、これだけの未納問題は生じなかったのではないでしょうか。
今回の訪朝問題にしても、定年まで何事もなく「ノーパンしゃぶしゃぶ」などに行きながら、官僚を勤め上げれば、多額の恩給をもらい一生優雅に暮らせる高級 (高給)官僚が自分たちが失敗しそうな交渉をするわけもなく、交渉に失敗すれば「国が滅びて権力の座を滑り落ちてしまうかもしれない」危機一髪な男にして やられてしまうのは当然です。
この場合は「ノーパンしゃぶしゃぶ」に行けないので悔しがっているのですが、ともかくもそろそろこの辺で日本の官僚採用試験の見直しをしないと、この国の将来の形はいびつなものになってしまうことは間違いないところではないでしょうか。

税理士法人SETACS