よく政治家や芸能人が捕まると、保釈金××円で釈放、といった記事が出ます。保釈とは裁判前に解放してあげる代わりにお金を預かりますよ、というシステムなので、裁判が終わるまでに逃亡しなければ、保釈金は返還されます。この場合利息はつきません。
保釈金の額は裁判所が「このくらい預かっておけば逃げないだろう」という判断のもと決まるようですが、サラリーマンが自分で覚せい剤をやった場合で初犯で あれば150~200万円くらいだそうです。過去最高の保釈金は、竹井元地産会長と末野元末野興産社長の15億円です。ちなみに、金丸信さんで3億円、田 中角栄さんで2億円でした。また、逃げちゃう人もけっこう多くて年に100人くらい入るそうです。もちろん保釈金は没収です。
すごいのは、保釈中に韓国で行方不明になったイトマン事件の許永中氏は6億円の保釈金を没収されましたが、本人が出したのは3億円で、残りの3億円は弁護士7人で保証していましたので、弁護士1人あたり4300万円の負担になったそうです。
さて、野村夫人の保釈金はいかほどか?

税理士法人SETACS